アントニ・タピエス 作品展示
今週で12月になるということで、店内の絵画を切り替えました。12月はアントニ・タピエス(1923-2012)作品を展示しています。
タピエスはスペイン・バルセロナに生まれ、ピカソ、ミロに続く20世紀現代美術の巨匠の一人と言われています。油絵具にワラや砂、大理石の粉などを混ぜて、キャンバスに厚く壁のように塗りこめていく技法で知られています。
象徴的な記号、数字、亀裂のようなものが多く存在するのもタピエスの作品の特徴です。政治活動にもしばしば参加していたタピエスは、これらの作品に戦争体験やフランコ独裁政権への批判を込めることもありました。彼は、1970年代のスペインの苦しみを絵画の枠を超えた物質に込めて表現し、社会に訴えかけていたのです。
ぜひ、ご覧にお越しください。
0コメント