山口長男 作品展示
新年明けましておめでとうございます。2023年も むろ画廊 を宜しくお願い致します。
新年一発目の展示は山口長男(1902-1983)の作品です。
山口長男(やまぐち たけお)は京城府(現ソウル)出身の洋画家です。19歳で来日し、東京美術学校(現東京藝術大学)に入学。1927年卒業と同時に渡仏し3年間滞在します。そこで抽象的な作風のパブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックに影響を受けました。
1950年頃までは簡潔なフォルムと描線による空間的描写がメインでしたが、それ以降は合板を用いた暗色の地に赤茶や黄土色の絵の具を幾重にも塗り重ねて作り上げる独自の色面構成のスタイルを確立し、日本の抽象画家のパイオニアとしての地位を築きました。武蔵野美術学園の学園長としても活躍し、現在でも国内外で人気の高い作家です。
1月中は彼の作品を数点展示しておりますので、ぜひご覧にお越しください。
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